ブックタイトルJAなめがたしおさい広報誌きずな No.9

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概要

JAなめがたしおさい広報誌きずな No.9

睡眠時無呼吸症候群について土浦協同病院なめがた地域医療センター臨床検査技師鈴木亜希子睡眠時無呼吸症候群は睡眠中に10秒以上の呼吸の停止または低下が1時間あたり5回以上繰り返される病気です。日本での患者数は300万人以上と考えられており、当院から半径15km圏内でも2,000人いると推測されています。寝ている間に起こっているため自覚しにくいことがこの病気の怖さで、検査・治療を受けていない多くの患者がいると言われています。睡眠時無呼吸症候群の方とそうでない方を比較すると以下のようにリスクが高くなります。●高血圧●狭心症や心筋梗塞●脳梗塞や脳出血●交通事故2倍3倍4倍7倍呼吸が止まってしまう原因には空気の通り道である上気道が狭くなって止まってしまう閉塞性無呼吸タイプと、「呼吸をしなさい」と脳からの信号自体が一次的に止まってしまう中枢性無呼吸タイプのふたつがあります。睡眠時無呼吸症候群の患者の9割程度が閉塞性無呼吸タイプに該当します。睡眠中の最も特徴的な症状は無呼吸状態から呼吸再開時の大きないびきです。そのほかに何度も目が覚めたり夜間の頻尿があげられます。起きている時の症状としては日中いつも眠気がある、起床時の頭痛やだるさですっきり起きられない、集中力の低下などがあげられます。合併する病気には高血圧、心臓病、脳血管障害、糖尿病、肥満症などがあり、適切な睡眠がとれていないことでこれらの病気を発症させたり悪化させてしまうことがあります。検査には簡易検査と精密検査がありますが、今回は簡易検査について解説します。簡易検査で使用する装置では、主に鼻や口での気流(空気の流れ)と血液中の酸素濃度を測定します。装置を貸し出しして自宅で検査できるので、外来で行うスクリーニング検査として広く普及しています。検査当日は寝る直前に装着し翌朝起きたらすぐ外していただく『一晩寝ている間だけの検査』になります。装置に記録されたデータを解析して睡眠1時間あたりの無呼吸と低呼吸の合計回数を出して重症度を分類しています。5未満を正常、5以上15未満を軽症、15以上30未満を中等症、30以上を重症と判定し、治療に進みます。周りの人から寝ている時のいびきや無呼吸を指摘されている方は病院を受診し、きちんとした診断と治療を受けて質の良い眠りを取り戻していただきたいと思います。また、予防は太り過ぎないことです。適正な体重を維持することに注意しましょう。11きずな山羊座(12/22~1/19)★全体運★イライラしても八つ当たりはしないよう気を付けて。運勢は下旬に入ると大きく回復。困った状況は解決へ★健康運★ストレッチや柔軟体操、準備運動を大切に★幸運を呼ぶ食べ物★高原レタス