ブックタイトルJAなめがたしおさい広報誌きずな No.3

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JAなめがたしおさい広報誌きずな No.3

おいしく食事を食べられていますか?~低栄養への対策~なめがた地域医療センター管理栄養士田山優子年齢を重ねるにつれ、食べる量が少なくなったと感じている方はいらっしゃいませんか?平成29年の国民健康・栄養調査では、80歳以上の20%以上が低栄養傾向にあると発表され、必要なエネルギーや栄養素を十分に食べられていない方が多くいることが問題となっています。低栄養とは、筋肉や体格のやせがすすみ、要介護状態や死亡リスクが高い状態をいいます。現在、元気に生活しているように見える方でも、実は大きな病気や寝たきりの生活と隣り合わせだということです。高齢の方が食事を食べられなくなる要因はさまざまです。もともとの病気や薬の副作用、脱水や発熱、口の中のトラブルや飲み込む機能の低下、また認知症や精神疾患など、一人で複数の原因を抱えている方も少なくありません。さらに、食が細くなってきても「おかずは食べないけれど、ご飯は食べているから大丈夫」「動く量が少ないから食事が少なくなるのは当たり前」などと、「食べられていない」状態を問題と思わず、見過ごしてしまうことも多いように感じます。病気になる一歩手前の段階は「フレイル」と呼ばれ、次の五つの項目のうちに三つ以上該当すると診断されます。●1年で4.5kg以上体重が減った(食事療法をしていない方)●最近疲れやすいと感じることが多い●生活の中で動く量が減った、外出の回数が減った●歩くのが遅くなった(5mを歩くのに6秒以上かかる)●筋力の低下(握力で評価)元気だと感じているうちから対策を講じ、病気や寝たきりの状態を回避することが大切です。まず、普段の食事を振り返ってみてください。あなたやご家族のお食事は、次の三点が満たされているでしょうか?この三点を心掛けるだけでも、低栄養改善につながります。■食事を抜かず、1日3回食事をとる■毎食、肉・魚・卵・大豆製品・乳製品のどれかを、1種類以上食べる■様々な調理法でたくさんの種類の食品を食べるパンやご飯、麺類だけの食事や、日常的に食べる食品が決まっている方より、たくさんの種類の食品を食べている方のほうが、老化や認知症の発症、進行スピードを遅くできるといわれています。食事を用意するのが難しい時には、冷凍食品やレトルト食品、缶詰、惣菜などを上手に利用することも、効果的な方法です。現在、治療中の方、食事療法を行っている方もいらっしゃると思います。食事療法は皆さん一人ひとり異なります。自分に合った食事を見つけられるよう、ご不安なことや気になることは、主治医や管理栄養士にご相談ください。たくさんの食品や料理をおいしくたべることは、豊かで健康な生活を送ることにつながります。いつまでも元気に食事を楽しんでください。13きずな魚座(2/19~3/20)★全体運★気持ちが揺れ動きやすいよう。大好きな曲を聴くなど、小さな幸せを大切に。鏡の前でほほ笑むのも効果的★健康運★治癒力を高める暮らしを目指すと好変化★幸運を呼ぶ食べ物★マスカット