ブックタイトルJAなめがたしおさい広報誌きずな No.3

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概要

JAなめがたしおさい広報誌きずな No.3

硫黄剤によるピーマンうどんこ病の防除茨城県鹿行農林事務所経営・普及部門(鉾田地域農業改良普及センター)ピーマンうどんこ病は、葉の裏面に白いうどん粉のような胞子を生じ、症状がすすむと葉が落葉して果実の着果や肥大が悪くなるため、非常に注意が必要な病害です。今回は、硫黄剤によるうどんこ病の防除方法とその効果を紹介します。1.うどんこ病の特徴うどんこ病は15~28℃で、乾燥した時や株が弱った時に発生しやすくなります。病原菌は葉の中で増え、ある程度増えた後に葉の裏面に胞子を発生させます。感染してから胞子が発生するまでの潜伏期間は10~25日程度であるため、潜伏期間を見越して、発生しそうな時期の半月前から1か月前の予防が重要です。2.硫黄剤の処理方法と防除効果(1)硫黄粒剤のくん煙処理硫黄粒剤を専用の電気加熱式くん煙器でハウス内にくん煙する方法です。うどんこ病の予防に高い効果があります。(図1)処理によりハウス資材を傷める可能性がありますが、循環扇との併用で影響を軽減できます。くん煙は夜間タイマー運転で行えるため、非常に省力的です。(2)硫黄粉剤の散布処理硫黄粉剤50を粉剤散布器で散布する方法です。活着後から、月に1回程度、定期的に散布すると高い予防効果があります。(図2)果実に粉が付着して汚れる場合がありますが、散布器のノズル口を株の下の方に向けて散布することで軽減できます。くん煙器を設置できないハウスでも活用できる方法です。(3)留意事項●硫黄には、うどんこ病の予防効果はありますが、発生した後の効果は期待できません。●その他の農薬による予防の場合は、発生が想定される1か月前からローテーション散布を行いましょう。●農薬を使用する際は、必ずラベルを見て、対象作物・希釈倍数や使用量・使用回数を確認して、農薬の誤った使用を行わないようにしてください。【図1】硫黄くん煙の防除効果(H24.神栖市大型ハウス、促成作型、循環扇有)硫黄くん煙区と慣行防除区の発病度硫黄くん煙区(5/17)慣行防除区(5/17)【図2】硫黄粉剤の防除効果(H30.神栖市単棟パイプハウス、抑制作型)硫黄粉剤散布間隔日別の発病葉率30日間隔散布区(11/9)無処理区(11/9)水瓶座(1/20~2/18)★全体運★人の影響を受けやすい傾向。周囲を気にせず、マイペースに取り組んで。自然の中に出掛けると良い気晴らしに★健康運★体調管理を心掛けて。規則正しい生活を★幸運を呼ぶ食べ物★トマトきずな12